WDR(Wide Dynamic Range)とは、逆光などの明暗差の激しいシーンで、暗いエリアと明るいエリアのどちらも潰れないように補正を行う技術です。一般的なカメラでは撮影できるダイナミックレンジが限られるため、明暗差の激しいシーンを一度に全て捉えることができず、白飛びや黒潰れが発生してしまうため、これらを補正する技術が求められています。
そこでTMCでは、このような白飛びや黒潰れが発生した画像に対して独自技術による補正を行い、視覚的に見やすく、一般的な物体認識アルゴリズムでも対象を検出しやすい画像を提供するIPを開発し製品化しました。
AIによる物体認識の前処理としてWDRを利用することで、暗所等の悪環境下での認識率向上が期待できます。
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