風雑音低減ソフトウェア

製品のハイライト

屋外でマイクを使用した通話、録音、動作撮影などを行う場合、風が強いと風がマイクに当たる音が入力音に含まれてしまい、音声が聞き取りにくくなるなどの影響があります。マイクに風防スポンジを装着するという対策もありますが、スマートフォンのような機器では装着が困難です。風がマイクに当たる音は低周波数の成分が多いためハイパスフィルタで低周波数成分を低減する方法もありますが、この方法では風が吹いていないときでも音声の低周波数成分を低減してしまいます。
そこでTMCでは、風雑音をリアルタイムで検出し、検出した場合のみ瞬時に風雑音を低減するソフトウェアIPを開発し製品化しました。

製品型番

  • TM1829

特長

  • 独自の音声処理技術を使用しており、パテントフィーは発生しません。
  • 風雑音をリアルタイムで検出しますので、瞬時に低減することが可能です。
  • 風雑音を検出した場合のみ低減処理を行いますので、風がないときには入力信号を低減しません。
  • 風雑音低減の強さはパラメータ化しており、機器に応じた調整が可能です。

仕様

サンプリング周波数 8kHz、16kHz、24kHz、32kHz、48kHz
入出力データフォーマット 16ビットリニアPCM(モノラルまたはステレオ)
フレーム長 8msec
風雑音低減の強さ 4段階の調整(最大約20dB低減)

処理例